性機能障害/男性不妊
Sexual dysfunction/
Male infertility
以下のような症状がある方は、ご相談ください。
- 勃起しない
- 途中で萎えてしまう
- 挿入するほど硬くならない
- 射精がうまくできない
- 精液に血が混じった
勃起障害(ED)
勃起障害は、満足な性行為を行うのに十分は勃起が得られないか、また維持できない状態が持続することです。心理的要因で引き起こされる心因性ED、血管・組織障害・内分泌機能障害などで引き起こされる器質的ED、混合性EDがあります。
◆EDのリスクファクターは、以下の通りです。
- 加齢
- 糖尿病
- 肥満と運動不足
- 心血管疾患・高血圧症
- 喫煙
- テストステロン低下
- 慢性腎不全と下部尿路症状
- 神経疾患
- 外傷・手術
- 心理的・精神的要素
- 薬剤
- 睡眠時無呼吸症候群
◆治療は
- テストステロン補充療法
- 心理療法
- 改善可能なリスクファクターの軽減
- 薬物療法(PDE5阻害薬):バイアグラ、シアリス、後発品(シルデナフィル、タダラフィル、バルデナフィル)
- プロスタグランディンE1の海綿体注射
- プロステーシス挿入術
◆EDの薬物療法について
薬剤は、保険適応ではないため自費診療になります。
院内処方で行っております。投薬を希望される方は、お申し出ください。
扱っている薬剤、金額については、保険外診療に載せていますのでご参照ください。
次にあてはまる方は服用できません。
- 硝酸剤を使用中
- PDE5阻害薬に対してアレルギーを起こしたことがある
- 心血管系障害で医師から性行為を控える様に言われている
- 不安定狭心症がある
- 最近3ヶ月以内に心筋梗塞を発症
- 最近6ヶ月以内に脳梗塞・脳出血を発症
- コントロール不良の不整脈がある
- 低血圧がある(最大血圧90mmHg未満、最小血圧が50mmHg未満)
- コントロール不良の高血圧がある(最大血圧170mmHg以上、最小血圧が100mmHg以上)
- 重い肝障害がある
- 網膜色素変性症がある
射精障害
- 逆行性射精
射精管・オルガズムガあるにもかかわらず、精液が出ない
経尿道的前立腺手術、糖尿病、脊髄損傷などでみられる
治療は、三環系抗うつ薬(トフラニール)
- 膣内射精のみ不可
不適切なマスターベーションによるものが大半
行動療法 ソフトグリップ、コンドームでの感度調整、マスターベーション補助具(TENGA)
薬物療法 PDE5阻害薬、抗不安薬、抗うつ薬
- 早漏
1-2分で射精に至る状態
行動療法 ストップ&スタート法、スクイーズ法など
薬物療法 SSRI(パロキセチン)、PDE5阻害剤、シロドシンなど
- 遅漏
器質的、心理的要因など、さまざまな要因があり複雑である
男性不妊について
1年以上避妊せず性生活をしていても妊娠しない場合、男性側に原因がある状態を男性不妊といいます。
原因は、
- 造成機能障害(82.4%)
- 精路通過障害(3.9%)
- 性機能障害(13.5%)
に分けられます。
造成機能障害の内訳は、
- 原因不明(51.0%)
- 精索静脈瘤(36.6%)
- その他(12.4%)
とされています。
◆ 精液検査の正常下限値
| 精液量 |
1.4ml |
| 精子濃度 |
1600万/ml |
| 総精子数 |
3900万 |
| 運動率 |
42% |
| 前進運動率 |
30% |
| 正常形態率 |
4% |
以下の方はご相談ください。
- 精液検査希望(検査会社へ外注になりますので、結果は数日後ご報告になります)
- 精子数が少ないと言われた
- 精索静脈瘤の可能性があるといわれた
- 左精巣付近の違和感、鈍い痛み
- 精巣が小さい
- 精液が前に出ない
精索静脈瘤
精索静脈瘤は、静脈血が腎静脈から内精索静脈、蔓状静脈叢へ逆流することにより、蔓状静脈叢の怒張とうっ血を来す病態です。
◆ 精索静脈瘤の分類
視診触診
- グレード1:立位腹圧負荷により蝕知できる
- グレード2:立位で容易に蝕知できる
- グレード3:陰嚢、精索の視診のみで診断可能
超音波検査
◆ 治療が勧められる症例
- 精液検査に異常
- 陰嚢の痛み、違和感
- 精巣萎縮
- 若年者で将来の妊孕性低下の懸念
◆ 治療方法
- 顕微鏡下精索静脈瘤低位結紮術
- 腹腔鏡手術
- カテーテル塞栓術